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Hormel社、Oracle Cloud Applicationsで財務と人事を一元化

Oracle Cloud EPM、ERP、およびHCMにより、グローバル食品会社はコア・システムを最新化および統合し、より強力なパフォーマンスを促進しています。

United States | 食品製造

When our brands report, whether it’s their cash flow, their income statement, or their balance sheet items, they are all presented the same way.
Jim SheehanExecutive vice president and chief financial officer, Hormel Foods

大胆な戦略

ある企業が情報システムを最新化しようとするとき、それは単に、周りにキャッチアップしようとしているに過ぎません。しかしHormel Foodsでは、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のアプローチをとっています。

Hormel Foodsは現在、50を超える代表的なブランドのポートフォリオを、単一のプラットフォームであるOracle Cloud Applicationsのビジネス・ソフトウェアでサポートしています。これは食品業界では珍しいことですが、同社が130年もの間、技術革新の最前線に立ってきたことを考えると、驚くべきことではありません。エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・ファイナンシャル・オフィサーのJim Sheehan氏には、時折、不信感を抱く仲間から電話があります。彼らは、「すべてのブランドを1つのオラクル・インスタンスで運営するなんて本気ですか?」と言います。私は、「はい、実はそうなんです」と答えます。そして、「これには大きな利点があるんです」と。

その利点とは何かは、2021年2月にPlantersブランドを33億5000万ドルで買収するという超大型取引で明らかになりました。一つのクラウド上でビジネスを展開することで、買収した企業の統合や取り込みが容易になります。Hormel FoodsのIT担当バイス・プレジデントであるMark Vaupel氏は以下のように述べています。「PlantersをOracle Cloudに移行することは、特に人事・給与の観点から見て、自社製のシステムに移行するよりもはるかに簡単です。すべてのデータを一箇所に集めれば、皆が共通認識を持つことができます。そしてそれは、データの移動や統合、給与計算への追加、福利厚生情報の取得、アカウントの設定などを行う際に役立ちます。当社には実績のあるプレイブックがあります。」

ミネソタ州オースチンを拠点とする同社は、数年前、情報技術に大きな変革が必要だとリーダーが気づいたとき、そのプレイブックを作成し始めました。CPGとフードサービス分野でトップブランドを展開する、グローバル食品企業であるHormel Foodsは、テクノロジーをいち早く取り入れ、プロセスやシステムにアジャイルな革新技術を導入しています。代表的なブランドとしては、Planters、SKIPPY、SPAM、Hormel Natural Choice、Applegate、Justin's、Wholly、Hormel Black Label、Columbusなどがあります。

戦略的買収を続ける中で、さまざまなITシステムも導入してきました。Sheehan氏は次のように言います。「あらゆる会社のあらゆるシステムがあり、それらがうまく連携していなかったのです。会社の業績が明確化できず、メンテナンスも大変で、正直なところ、当社が競争力を保つ上で負担になっていました。」

中には、人材管理(HCM)やエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)のアプリケーションが15年以上アップグレードされていないケースもありました。中には、一人の人間に依存しているシステムもありました。「そのコードを理解できる人が残っていないと大変です」とSheehan氏は言います。さらに、Hormel Foods社では、多くのアプリケーションを各ブランドのニーズに合わせてカスタマイズしていたことも、複雑性を悪化させていました。

このような課題に取り組む中で、同社が目指したのは、単に競争条件を均等にすることだけではありませんでした。Sheehan氏はこう述べます。「先頭に立ちたかったのです。世代交代を図り、競合他社をリードしたいと考えていました。」

 

本格的な取り組みを開始

2019年、Hormel Foodsは、コア・ビジネス・システムの最新化に向けた戦略的かつ大規模な取り組みである「Project Orion」を開始しました。1998年からオラクルとともに歩んできた同社は、オラクルとパートナーのKPMGを起用し、HCM、ERP、One Supply Chainシステムをクラウドに移行させました。

Vaupel氏は、次のように述べています。「オラクルは正しいクラウド戦略を持っていると感じました。オラクルは、クラウド・システムが統合されたFusion Cloud環境を提供することに加え、技術の継続的なアップデートに取り組んでいます。現在では、すべてのアプリケーションを四半期ごとにアップグレードしているため、より効率的であるのに加え、システムの安全性も確保されています。」

Hormel Foodsは、2020年1月にOracle Fusion Cloud HCM、6月にFusion Cloud ERP、さらにOracle Cloud EPMで本稼働を開始しました。その後、ITチームはOracle Supply Chain Management Cloudの段階的な導入を開始しました。そして、Oracle Integration and MigrationというOracle Cloud Infrastructure (OCI) のサービスを使って、アプリケーションとデータをすばやく接続することができたのです。また、Hormel Foods社は、この世界的なパンデミック中にもかかわらず、最新化を推し進めたのです。アシスタント・コントローラーのEldon Quam氏は次のように述べています。「チームワークがとても大切でした。オラクル、KPMG、Hormel Foodsの人たちが共に取り組みました。そのため、グループのことをよく理解していなければ、誰がHormel Foods社の人間で、誰が他社の人間かもわからなかったでしょう。」

このコラボレーションが功を奏しました。昨年夏、Hormel Foods社では、決算の部分的な自動化をスムーズに成し遂げました。また、グローバル・サプライチェーンが大きく混乱している状況であるにもかかわらず、購買プロセスのクラウド化も同様に行いました。

そして何よりも、Hormel Foods社が手に入れたのは、単一のプラットフォーム、つまり信頼できる唯一の情報源(SSOT)だったのです。Sheehan氏は次のように言います。「あらゆるビジネスを同じ視点で可視化できます。ブランドごとのレポートにおいても、キャッシュフローも、損益計算書も、貸借対照表の項目も、すべて同じ方法で表示されます。従業員に関しても、70%の従業員だけでなく、残りの30%の従業員についても、ばらばらの情報ではなく共通の情報が表示されるので、全体が見えるようになりました。

 

一つの統合システム

Hormel Foods社では、Oracle Analyticsを使用して、多くのブランドにおける成長機会をピンポイントで特定するための、予測モデルを構築しました。バイス・プレジデント兼コントローラーのJana Haynes氏は、次のように述べています。「以前は、ブランドごとに物事を見ていました。それは今でも重要なことですが、今では一元化されたプラットフォームを使うことで、以前は気づかなかったことに気づけるようになりました。」

一例としては、Hormel Foodsでは、レストランやホテルなどの外食産業向けに販売している、食品サービス・ブランド全体の売上が好調であると予測しています。Sheehanは次のように述べます。「オペレーションから需要計画まで、すべてを考慮しています。景気が回復し、レストランが再開されると、需要が高いチャネルにおいて商品が品薄になるのが一番困ります。」

Hormel Foodsでは、グローバル調達データを大局的に把握しています。中国とブラジルを除くすべての調達にOracle Cloudを使用することで、ベンダーの分析がしやすくなりました。例えば、同じ商品に対し、あるブランドは他のブランドより高い金額を支払っていることが判明しました。もう一つは、ブランドが必要とする商品の唯一の供給元であるベンダーの数を把握できたことです。これを知ることで、万が一、そのベンダーが需要を満たせなくなった場合でも、代替ソースを検討し、対応できるからです。

Sheehan氏はこう続けます。「このような分析が競争力を生むのです。より将来を考慮した、より賢い決断を下すのに役立ちます。」

130年の歴史を持つ、革新的で進歩的な食品メーカーは、確実に歩みを進めています。

 

パートナー

Hormel社は、KPMG Powered Enterpriseのアプローチにより、先進的な組織設計、主要なテクノロジー、プロセス、および運用モデルを利用し、Oracle Cloudの導入を加速させることができました。

その他のリソース